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こんにちは!
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院 tete
理学療法士のイチケンです!
今回は、骨盤のゆがみが気になるのと産前から続く腰痛をなんとかしたという産後2ヶ月、30代ママさんの整体(骨盤矯正)をしました。
上の写真は初回時の施術前後の比較写真です。
初回時の骨盤の状態とゆがみの原因、初回時のアプローチ、今後の施術計画と自分でできる簡単な骨盤調整法について書きました。
骨盤のゆがみや開きが気になる方
産前、産後で腰痛が続いている方
右と左の脚の長さや膝のお皿の位置が違う方
産後間もなくてウエスト周りのゆるみやたるみが気になる方
には参考になる内容です!最後までご覧くださいね~
初回時の身体評価でベッドに仰向けに寝てもらい、脚の長さと骨盤の状態を測定しました。
脚の内くるぶしとお皿の位置で左右の差をみました。すると、左脚が親指1本分短くなっていて、骨盤(手で触れる前側の骨盤の出っ張りで解剖学では上前腸骨棘と呼ばれる場所)も左側が親指1本分上がっていました。
また、左右の骨盤(手で触れる前側の骨盤の出っ張りで解剖学では上前腸骨棘と呼ばれる場所)がひらきぎみになっていました。
原因として考えられることは、左右の筋膜バランスの崩れです。それから、インナーマッスル(深部筋)が働きにくくなっていることです。
左の腰から背中にかけての筋膜や左のお腹の筋膜が硬くなっており、カラダの左側の筋膜が同側の骨盤を引っ張り上げている形になっていました。そのため、左側の骨盤が上がる傾向になったのではないかと考えられます。
また、インナーマッスル(深部筋)が働きにくくなっていることによって、骨盤がひらきぎみになっていました。
腹筋群(内外腹斜筋、腹横筋)、お尻の筋肉(臀筋)や内転筋の筋力低下もありました。
妊娠、出産中に骨盤がゆがみやすいのには理由があります。それは、女性ホルモン「リラキシン」にあります。
リラキシンとは、卵巣や子宮、骨盤などから分泌される女性ホルモンのひとつ。このホルモンによって骨盤の関節(恥骨結合)や靭帯がゆるんで、分娩時に赤ちゃんが産道をスムーズに通り抜けられるようになります。このように、リラキシンが分泌されるのは、赤ちゃんを出産するためには必要なことなのですが、骨盤の関節や靭帯がゆるんでしまうために、この時期に骨盤のゆがみや開きが起こりやすくなってきます。
出産時に産道を開くためにゆるんだ骨盤の関節や靭帯は、一般的に3~4ヶ月ほど、遅くとも6ヶ月ほどでもとに戻ってくると言われています。そのため、骨盤矯正は子宮の収縮が起こる産後1ヶ月(1ヶ月検診後)から女性ホルモンの影響による骨盤の関節や靭帯のゆるみがもとに戻ってくる6ヶ月の期間内に行うのがよいのではないでしょうか。
初回時は首の付け根の筋肉の硬くなったところをもみほぐしました。
首の付け根の筋膜は背骨の脇を通って、腰までつながっています。
なので、首の付け根の筋膜が硬くなっていれば、腰の筋膜をも硬くし、腰椎の動きを悪くします。腰に痛みが出る原因が首の筋膜にある場合があるのです。
今回の方も腰の痛みや動きの悪さは首に原因がありそうでした。そのため、まずはじめに首の付け根を緩めるアプローチを行いました。
それから、骨盤の開きの原因になっていそうな、左側の腰から背中にかけてと左側のお腹の筋膜を緩めるアプローチ(筋膜リリース整体)を行いました。
このアプローチで施術後には、左脚が短くなって、左の骨盤が上がっていた状態が改善しました。
その後、自宅でできる簡単な骨盤調整運動を行ってもらいました。それは、あとに記載します。
今後は左右の筋膜バランスが崩れないように、施術時に確認しながら、崩れていれば筋膜リリースを行い、調整していきます。
初回から3回までは4日に1回ペースでの施術を行い、筋膜のバランスが崩れないようになれば、4回~10回まで、7日に1回ペースでの通院を行ってもらいます。その後、腹筋群、臀筋、内転筋等の筋力発揮がしっかりと行えてきて、骨盤のゆがみや開きが改善し、その状態が安定してくれば、2週間に1回のメンテナンス通院に切り替える予定です。
初回時から行ってもらった自分でできる骨盤矯正体操です。
①仰向けに寝て、両膝を曲げて立てます。両腕は横に開き、手のひらを上に向けます。膝の内側をあわせた状態で、ゆっくりと呼吸に合わせて左右に倒します。息を吐きながら倒し、吸う息で膝を起こします。左右10往復~20往復行ってください。骨盤周囲筋や腰から背中にかけての筋膜の左右差がなくなり、硬くなった筋膜がゆるんできます。
②仰向けに寝て、両膝を曲げて立てます。両腕は横に開き、手のひらを上に向けます。息を吐きながら膝を左右に開きます。息を吸いながら開いた膝を閉じて元の状態に戻します。この動作を10回~20回繰り返します。
③仰向けに寝て、脚をおへその上辺りまで持ち上げ、両膝を90°に曲げます。両腕はお尻の横につけて、手のひらは下に向けます。この状態でお腹に力が入るので、脚をこの状態にキープしたまま、腹式呼吸を10呼吸~20呼吸行います。
④仰向けに寝て、両膝を立てて、足を腰幅に開きます。両手は手のひらを下に向けて、お尻の横につきます。息を吸いながら、お尻→腰→背中の順に持ち上げ、その状態で3秒キープします。息を吐きながら、背中→腰→お尻の順にゆっくりと下ろしていきます。この動作を10回~20回行います。
骨盤のゆがみや開きの原因は筋膜にあります。
日頃、頻繁に行う偏ったカラダの使い方で左右、どちらかの筋膜が硬くなり、左右のバランスが崩れることで、骨盤がゆがんだり、開いたりしていきます。
特に、女性ホルモンの影響下にある産後は、ゆがみや開きが起こりやすい時期です。そして、反対に整えやすい、矯正しやすい時期でもあります。
産後の骨盤のゆがみや開きが気になる方は、整体による骨盤矯正は選択肢の一つです。当院のバキバキしないソフトな筋膜リリース骨盤矯正をご体感ください!
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
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理学療法士のイチケンでした。