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繰り返し起こる腰痛で困っているという60代女性

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こんにちは!
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete
理学療法士のイチケンです!

今回は「2週間前に突然右腰に痛みが起こって、少し和らいでいた矢先に、また3日前に痛みが再発したので困っている」という60代女性の整体をしました。

 

上の写真は、初回時の施術前後の比較写真です。

お話を詳しくお聞きしていくと、

「2週間前に特にどんな態勢で痛みが出たのかこころあたりはないが、右の腰からお尻にかけてズキッと痛みが走ったので、それ以降はあまり体を動かさないように安静にしていた」とのことでした。

少しずつ痛みが和らいでいたところ、3日前に体を動かした際、また右腰からお尻にかけてズキッとする痛みが再発したようでした。

この方のように痛みが良くなりかけてから、再度ぶり返すという方は意外と多いんじゃないでしょうか。

それも、生活のリズムが乱れる、仕事が忙しくなる、ストレスが増える、疲れが溜まってくると決まったように腰に痛みが起こるという方。

これ、腰回りの筋膜がかなり硬くなっている可能性があります。さらに、腰だけではなくて腰とつながりのあるお尻や太ももの裏、ふくらはぎ、足の指の付け根や指の間などの筋膜も硬くなっている可能性があります。

また、腰の動きは首の付け根の筋膜に影響を強く受けるので、慢性的な首こりや肩こりがある場合も考えられます。

時には、食いしばりなどの顎の筋肉の緊張が首の付け根の筋膜を硬くして、そのつながりで腰の筋膜まで硬くなってしまい腰痛を起こす場合なども考えられます。

首から肩、背中、腰は筋膜でつながっているんです!

首や肩こりと腰痛はセットな場合があります。

弱い場所に痛みとなって現れます。

こんな予想を立てながら、体全体の筋膜の硬さを検査しました。

予想通り、首こりや肩こりは20代の頃からあるようで、仕事以外の日常でもコリ感があるため、もうこんなものだろうと諦めていたようです。

触ってみると、首や肩周りの筋肉がカチコチな状態なので、筋膜も硬くなっていることが予想されました。当然、首の可動性に制限がかなり出ていました。

おへそを覗き込むときは首の後から背中まで、ピーンと突っ張り感があるようでした。上も向きにくそうで、左右を向く時には、首の動きにつられて肩が動いてしまっていました。左右に倒す動きも、首から肩にかけてピーンと突っ張るとのことでした。

首の付け根には筋肉のかたまり(筋硬結)ができていました。

膝を曲げて、あお向けに寝てもらい、両膝を倒してもらうと、腰や背中の筋膜が硬くなっているために、動きをじゃまして少ししか倒れません。

あお向けに寝てもらう際は、腰が痛むため、両膝が自然に曲がった状態になっていました。わたしの握り拳が1個は余裕で入りました。

背骨周りやお尻、太ももの裏、膝周り、足首、足の指などの筋膜が硬くなっているとあお向けに寝れない、寝れても膝が曲がるようになります。

硬くなっている筋膜をピンポイントで緩めていく必要があるんです。

この方の場合は

首の付け根にできている筋硬結を取り除き、足の指の付け根と指の間、股関節周り、腰からお尻、太ももの裏にかけての筋膜をまずは緩める必要がありました。

手での施術(筋膜リリース整体)の後、背中、腰、股関節周囲の筋膜をゆるめるセルフ調整運動と呼吸筋である横隔膜をしっかりと動かして体の深い筋膜をゆるめてもらう腹式呼吸をしてもらいました。時間としては約60分ほどで初回の整体を終えました。

 

初回時の施術前後の比較写真です。

首の付け根にできた筋膜のかたまり(筋硬結)を取り除き、横隔膜、腰、背中にある深い筋膜をゆるめると、背筋が伸びやすくなり姿勢に変化が起こります。

最初のうちは整体で調整してゆるめた筋膜は4~5日でまた硬い状態に戻ります。それを何度か繰り返しているうちに、筋膜の質がやわらかい状態に変化し、元の状態に戻りにくくなっていきます。

この状態になるまでには、筋膜が硬くなっていた期間などで個人差がでますが、だいたい1か月~2か月かかります。

この方、現在は6回目(初回時から1か月が経過)の通院を終えています。

 

上の写真は初回時と6回目施術後の比較写真です。

初回時に比べ、しっかりと骨盤が起きてきており、腰の軽い反り(前弯カーブ)が出ています。この状態になると腰の骨(腰椎)の並びがよいので、腰の骨と骨の間にある椎間板への圧迫ストレス(荷重負荷)が減ります。この事によって椎間板性の腰痛が出にくい状態になるのです。

また、この状態になるには、腰回りの深い筋膜がゆるんでいる必要があります。

なので、腰椎の前弯カーブがきれいに出てきているということは、腰回りの筋膜がゆるんで、柔らかくなってきているといえます。

随分と良い姿勢が定着してきているようです。後ろ姿の雰囲気も変わってきました。

日常での腰の痛みはほぼなくなり、最初、あお向けに寝て曲がっていた両膝も伸びて、夜は楽にあお向けで寝れているとのことです。

今までは腰が痛いので、横向きに寝たり、あお向けに寝るときは膝を立てないと辛かったとのことでした。

痛みが出ていた腰が良くなると、今度は首や肩こりが気になりだしたとのことです。

今回の腰痛は首や肩の筋膜の硬さも間接的に影響しているので、引き続き、首や肩周りの筋膜をゆるめてコリが出ない体作りを目指しています。

・何度も繰り返す腰痛や寝違えで困っている
・腰からお尻、脚にかけての痛みやしびれで困っている
・ひどい首こりや肩こり、慢性化した腰痛で困っている
・痛みやしびれが1か月以上よくならなず、続いている
・整形外科で骨には異常ない言われたけど痛みやしびれ、違和感が治らない

このような症状でお困りの方は、徐々に蓄積している筋膜の硬さに原因があるかもしれません。

当院独自の「筋膜リリース全身調整法」がお役に立てるかもしれません!
筋膜をゆるめて、バランスを整えて、痛みやしびれを解消して動ける体を目指しましょう!

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。

カラダに気づきと良い習慣を提供する
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete
理学療法士のイチケンでした。

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