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ひどい首こりと肩こりにくわえて頭をしめつけるような痛みを治したい、自律神経の乱れも気になるという40代後半の女性、会社員の方の整体

北九州市八幡西区の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete 症例写真

こんにちは!
北九州市八幡西区の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete、理学療法士のイチケンです!

今回は20代のころからずっと続いている首こりと肩こりが、ここ最近は特にひどくなっていて、首、肩はもちろん、あたままで硬くなっているようで、あたまがしめつけられるように痛むので何とかして治したいと当院に連絡がありました。

まず初回時に詳しく、お話をうかがいました。

首や肩のこり感は20代のころからあるとのことですが、ここ最近は首や肩、あたま、背中、腰など体のどこかしらにこっているような痛みがあるとのことでした。

「からだ全体の症状なので、全身の筋膜をみてもらえる整体院をグーグルマップで探しました。」と言われていました。

「夜はそれなりに寝てはいるが、眠りは浅いかもしれない」と言われていました。

「仕事がデスクワークなので前かがみの体勢が多く、座りっぱなしのことも多いので、姿勢が悪いのではないか、腰のくびれもなくなっている気がするので気になる」とも言われていました。

以前に腰の痛みがあったときに整形外科にかかって、腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けたことがあるとのことでした。

首こり、肩こり、あたまをしめつけるような痛み、姿勢やからだのゆがみが気になるとのことでしたが、それ以外に気になる症状として、顔のほてり、目の疲れ、倦怠感、手足の冷え、足のむくみ、イライラすることがある、おなかが痛くなるなどをあげられていました。

自律神経の乱れが疑われる症状を訴えられているようでした。また、40代後半ということから、顔のほてりなどは更年期症状も加わっているのではないかと考えられました。

更年期症状は症状が強く出る方とそうでない方と個人差はありますが、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量の全体的な低下のなかで、時折起こる分泌量の乱高下が加わって症状がでるため、40代後半から50代にさしかる女性なら誰もが通る道といえます。

公益社団法人日本産科婦人科学会のHPによると日本女性が閉経する平均年齢は50歳前後と書かれています。ただ閉経の年齢は個人差が大きく早い人で40代前半、遅い人だと50代後半とあります。閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間が「更年期」とよばれ更年期症状がでやすい時期になります。

この自律神経症状や更年期症状は首を中心に中枢神経の通り道である背骨が硬くなっている人は症状が強く出やすい傾向があるように感じます。

そのため、首のずれや背骨のずれをなくし、背骨まわりや骨盤まわりの筋膜をやわらかく保つことで症状の緩和につながる可能性があります。

今回の方も首を中心に背骨の硬さがあるので、硬くなった筋膜をゆるめて背骨や骨盤まわりをやわらかくしていくことで症状の緩和につながる可能性があります。

次にからだの状態をみせていただきました。

まずは座ったときの後ろと横からの姿勢をみせていただきました。

北九州市八幡西区の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete 症例写真 北九州市八幡西区の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete 症例写真
上の写真は初回時の施術前後の比較写真です。

後ろから見たときに背中の肩甲骨が左右とも外側に開いているように見えます。また、左肩が多少下がっている印象を受けました。

横から見たときは肩の位置に対してあたまが前に出ている状態でした。多少骨盤が後ろに倒れているようにも見えます。

座った姿勢を見せていただいた後に仰向けに寝てもらい、左右の足の長さと骨盤の高さを調べました。

左の骨盤が右に比べてあがっていて、左足が右足に比べて短くなっていました。

骨盤のゆがみ、足の長さの違いがあるようです。

つぎにからだ全身の筋膜の硬さと関節の動く範囲を調べました。

首から肩にかけてと左の背中から腰にかけての筋膜が非常に硬くなっていました。皮膚の表面から指で押さえても筋肉がカチコチで弾力がなくなっていました。

側頭筋などのあたままわりの筋肉も硬くなっていました。

首や肩の筋膜はあたまの筋膜にもつながっているので、首や肩が硬い状態であれば、あたまの筋膜も硬くなってきます。

首、肩、あたまの筋膜が硬いと、首が動かしにくくなり、首の動く範囲が徐々に狭くなってきます。

これは、徐々に起こってくるために気づきにくいのですが、左右を向く動き、上を向く動き、下を向く動き、横に倒す動きを狭めています。左右差もあらわれてきます。

この方はすべての向きが動かしにくい状態で、関節の動く範囲がかなり狭くなっていました。

動かす際に、首や肩、背中やあたままで突っ張る感じがあると言われていました。

足の指も硬くなっていました。

特に左の指全体が硬くなっていて、小指、薬指が軽く曲がっていました。指を触ると痛みがあるとのことでした。

足の指が曲がるのには原因があります。指を曲げる筋肉である屈筋に力が入っていることが多いとその筋肉に引っ張られ続けることで足の指が曲がった状態になってきます。

指の屈筋をもみほぐして筋膜をゆるめていくと次第に指も伸びてきます。また、足の指の動きも良くなるため、立っているときに足の指のはらをしっかりとついて立てるようになり立ち姿勢に安定感がでてきます。

この安定感が大切で、からだが安定していないと首や肩などのからだのどこかに力を入れて、力んで立つことになるため、首こりや肩こりにつながります。

以上、お話を聞いて、からだの状態をみせていただいた後に原因がどこにあるのか考えました。

ひどい首こりと肩こり、頭をしめつけるほどの痛みの原因として考えられることは

①首の骨(第一、第二頚椎のずれ)と骨盤の高さの違いと足の長さの違いからくるからだのゆがみ

②首や肩、あたま、足の指の筋膜の硬さと筋膜バランスの崩れ

にあるようでした。

硬くなった首や肩、側頭筋などの頭の筋膜をゆるめて、やわらかくすることで頚椎のずれとからだのゆがみが整ってきます。

頚椎のずれ、からだのゆがみが整ってくれば、背骨のラインが整い、背骨の中を通っている中枢神経の流れがよくなります。そこから抹消にでている末梢神経の圧迫もなくなり末梢にむかう神経の流れがスムーズになることで自律神経の乱れが整ってきます。

硬い筋膜がやわらかくなってくれば、硬さによって圧迫を受けていた毛細血管が解放されて血液の流れがよくなってきます。

首や肩まわり、あたまのコリや痛みはこの血流が悪くなっていることでよりコリや痛みを感じやすくなっているので、血流がよくなればコリや痛みもやわらいできます。

筋膜をゆるめてその質をやわらかくしていくには、体質が変わってくる目安である3か月程度の期間が必要です。

また、筋膜をゆるめて体のバランスをとっても、最初のうちは体が元の状態に戻ろうとする力が強いために3日~4日ほどでまた元の筋膜の硬さに戻ってしまいます。筋膜の硬さが戻るとそれに引っ張られて起こっている頚椎のずれや背骨、からだのゆがみも出てくるので初回から3週間ほどの期間は1週間に2回のペースでの通院をおすすめしました。

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初回時と6回目施術後の比較写真です。

当初は後ろから見たときに左肩が少し下がっていましたが、6回目の施術後は左肩の下がりはなくなってきています。

横から見た姿勢では、腰の軽い反(生理的な前弯カーブ)がでてきています。この腰の軽い反りは本来、骨盤まわりや腰の深い筋膜がやわらかくなってくると出てきます。筋膜がやわらかくなってくると骨盤が自然に起きてくるからです。

あたまの位置も少し引けてきていて、肩の上に頭がくる状態になってきています。

このころには首のこりと肩のこり、あたまをしめつける痛みが楽になってきていると言われていました。

頚椎のずれ(前方変位)もよくなってきていました。

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初回時と12回目施術後の比較写真です。

1週間に1回のペースで通院していただきだしてから6回目の来院日をむかえました。

骨盤がしっかりと起きてくるようになっています。首や肩まわり、あたまの筋膜と骨盤まわりと腰の深い筋膜がやわらかくなってきました。

後ろから見たときに腰まわりのくびれもでてきているようです。

このころには足の指もしっかりと伸びてきており、立った時の安定感を感じるとのことでした。

首こりと肩こりもあまり感じなくなっているとのことで、何よりも当初気になっていた頭をしめつけるような痛みがでていないのがうれしいと言われていました。

普段の生活でも体を動かしやすいと言われていました。

以前はあたま、首や肩まわりの筋膜がカチコチで、指で押さえると跳ね返されるような硬さだった筋膜がずいぶんやわらかくなってきました。

当初困っていた症状はほぼなくなってきています。

今後は今の筋膜バランスのとれたよいコンデションを維持できるように月2回程度の定期的な体のメンテナンスを行っていければと考えています。

 

今回の方のように

・首や背骨のずれ、ゆがみ、からだのゆがみが気になっている方

・ひどい首や肩こりで困っている方

・自律神経の乱れや更年期症状が疑われる不調でお困りの方

・あたまが硬い、しめつけるような痛みがあるなどでお困りの方

当院独自の「筋膜リリース全身調整」がお役に立てます!


お気軽にご相談ください!

からだに気づきと良い習慣を提供する
北九州市八幡西区の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete
理学療法士のイチケンでした。

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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