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こんにちは!
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete
理学療法士のイチケンです!
今回は長い時間、机に向かって座っていると首や背中に強い痛みが出てくるので困っているという10代男性の整体をしました。
長い時間、同じ姿勢を続けているとからだの筋膜がある特定の状態で固まってしまいます。
すると筋膜同士がくっついたり、よじれたりして、その中を通る毛細血管や神経を圧迫してしまいます。
そのことで筋膜性の痛みやしびれが起こることがあります。
今回の方もこの筋膜性の痛みの可能性がありました。
カラダの状態をチェックさせてもらうと
首を中心に肩、背中、腰、股関節回り、そして足の指の付け根の筋膜がかなり硬くなっていました。
また、よい姿勢を保持するために必要な体幹部(下部腹筋)の筋力低下もありました。
上の写真は初回時の施術前後の比較写真です。
横からの写真では、肩よりも頭が前に出てしまっていて、背中が丸くなり、肩がかなり内側に入った姿勢で座っています。
この姿勢が長時間続けば、首や背中の筋膜はかなり上下、左右に引っ張られて伸びきった状態になってしまいます。
引っ張られた筋膜の状態がそのまま固定化すると、筋膜の間や筋肉内を通る毛細血管や神経が圧迫されて痛みやしびれにつながってくるんですね。
なので、筋膜リリース整体で硬くなった筋膜をゆるめてときほぐし、筋膜の質を変える必要が出てきます。
ストレートネックやねこ背、そり腰、肩の高さの違い、足の長さの違いなど、よくない姿勢を固定化してしまう原因はじつは筋膜にあるんです。
骨や腱についている筋膜がある状態で固まってしまうことで悪い姿勢が固定化されます。また、よい姿勢を保持するだけの筋力がないのも原因のひとつです。
このような筋膜性の長く続く痛みやしびれを改善するには、筋膜リリース整体で筋膜の質を柔らかくして、姿勢保持筋である体幹筋の筋力アップを図る必要があります。
今回の方は首の付け根に筋膜のしこり(筋硬結)ができていました。
また、肩よりも頭が前にでた姿勢が常態化しているために首の骨がまっすぐになるストレートネックになっていました。
背中も丸くねこ背になっていて骨盤も後ろに倒れていました。
この状態を改善するためには
①まずは首の付け根にできているしこり(筋硬結)を取り除く→理由は首の付け根にしこりができていると背すじを伸ばす際につかう脊柱起立筋という筋力が発揮しにくくなるためです。
②足の指の付け根の筋膜をほぐしてやわらかくする→理由は足の指の付け根の筋膜は足の裏から太ももの裏、腰や背中、首、頭までの筋膜のつながりがあるので、その一番はじまりである足の指の付け根の筋膜をほぐします。
③首や肩回り、背中、腰や股関節周りの硬くなっている筋膜をほぐしてゆるめる→理由は首や肩(肩甲骨)、背骨、股関節の動きがよくなるからです。姿勢の改善にもつながってきます。
④下腹部の腹筋力を強化する→理由は骨盤を起こして座りやすくするためです。また、骨盤の上に背骨をたてて、頭をその上に乗せることが行いやすくなり、よい姿勢を続けることがきつくなくなってきます。
このような①~④のポイントを改善する必要がありました。
整体治療計画に沿って最初の3週間は週2回のペースで6回程度通ってもらいました。
一度筋膜リリース整体でほぐしてゆるめ整えた筋膜は、はじめのころは、また元に戻りやすいため、週2回とつめての来院をおすすめしています。痛みやしびれなどの症状が長く続いていればそれだけ元の悪い状態に戻ろうとする力も強いからです。
その後は週1回のペースで6回の計12回の通院を行ってもらいました。
上の写真は初回時と6回目通院終了時の比較写真です。
姿勢が初回時と比べてよくなってきています。
骨盤を起こした状態を長く続けるための下腹部の腹筋力がついてきています。
このころには首や背中の強い痛みも出なくなっていました。
上の写真は初回時と12回目終了時の比較写真です。
後姿がずいぶん変わりました。ここまで骨盤を起こして座れると頭の位置も肩の上にあるので、首や肩回り、背中の筋膜が硬くなることがなくなってきます。
12回目終了時には長時間座っても疲れなくなっているようでした。
今回の方のように
・筋膜に原因があると思われる痛みやしびれが長く続いているという方
・病院のレントゲンでは骨に異常がないのに痛みやしびれ、違和感が続いているという方
・ストレートネックやねこ背、そり腰、肩の高さが左右違う、足の長さが違うなど体のゆがみが気になる方
・姿勢が悪いので何とかよくしたい方
当院独自の「筋膜リリース全身調整」がお役に立てるかもしれません!
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北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院tete
理学療法士のイチケンでした。
最後までブログを読んでいただきありがとうございました!