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こんにちは!
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院 tete
理学療法士のイチケンです!
今回の施術日記
体重をかけると片方の踵(かかと)が痛むという方の整体をしました。カラダの状態を検査していくと原因は足のゆびにあるようでした。
詳しく状況を聞いていくと
3週間ほど前から右の踵(かかと)に痛みがあるとのことでした。じっとしていて痛むことはないようでしたが、体重をかけるとズキっと痛むようでした。
立っている姿勢や体重がかかっている場所、足のゆびや足裏の状態をみていきました。
立っている姿勢は少し肩が内側に入り、背中が丸まっていて(ねこ背)、骨盤も少し後ろに傾いている(骨盤後傾位)状態でした。
体重は踵(かかと)にかかっているようで、後方重心になっていました。特に、右足に体重がより乗っているようでした。
足のゆびは親指以外の4本が曲がっている槌指(ついし)と呼ばれる状態になっていました。足のゆびの付け根の裏側と足の裏全体、かかとが硬くなっていました。
指が曲がっていると、足全体で体重を受けて、カラダを支えることができなくなるので、かかとの方ばかりに体重がかかってしまったり、足の先の方に体重がかかってしまったりして、足の一部分に負担(荷重ストレス)がかかるようになります。
この足の指の状態をほおっておくと、かかとや足のはらに痛みが起こることにつながります。
槌指(ついし)以外にも足の指が地面から浮いている浮指(うきゆび)という状態もあります。この状態になっていても、足の裏全体でカラダを支えることができていないため、かかとや足のはらへの荷重ストレスが増えて痛くなってきます。
足の指の状態は普段意識することはあまりないのですが、とっても大切な場所です!
横断歩道で立って信号待ちをしている場面を想像してみてください!
じっとその場に立つことって意外とあるんじゃないでしょうか?
じっとその場で立っているとき、私たちのカラダは微妙に揺れています。揺れながらバランスをとって立っているのです。
目をつぶって立ってみると、揺れているのがよりわかります。
さて、揺れるカラダをどこの筋肉が頑張って支えているでしょうか?
それは、足の指を動かす筋肉やふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)やすねの筋肉(前脛骨筋)を収縮させてバランスをとっています。
浮指(うきゆび)や槌指(ついし)になっている方は、足の指を使って揺れるカラダを支えることができないので、先ほどあげた足の指やひざ下の筋肉以外の首や肩、腰、股関節の筋肉などを使ってカラダを安定させようとします。そのため、首や肩が凝ったり、腰の筋肉が硬くなったり、痛くなったりすることが考えられます。
槌指(ついし)や浮指(うきゆび)の方は、足の指の付け根や指の間が硬くなっているという特徴があります。
槌指(ついし)の人は足の指の裏側が硬くなっていて、浮指(うきゆび)の人は足の指の上側が硬くなっています。硬くなっている部分をもみほぐしていくと少しずつ指の腱が柔らかくなっていき、指が地面につきやすくなっていきます。
今回の症例の方は槌指(ついし)になっていたので、足の指の付け根の裏側を時間をかけてもみほぐしていきました。足首(距骨下関節)も硬くなっていたのでほぐして、関節の動きを正常に戻しました。
立っているときの姿勢も少しねこ背ぎみだったので、骨盤から筋膜の調整をして姿勢の改善を図りました。
2週間後に来院された際に踵(かかと)の痛みはどうなっているのか、その後の経過を聞きました。痛みは出ていないとのことで、初回時よりも足の指や足の裏、かかとも柔らかくなっていました。
前回の整体の際にアドバイスした足の指ほぐしを毎日自宅で続けているとのことでした。
今後はさらに足のゆびの柔軟性と力(把持力)、動きを高めて、からだの安定感を出していく予定です。
この地球上で生活をする上で、重力の働きは避けて通れません。私たちのカラダに日々、荷重ストレスをかけます。特に足は全体重を支えてくれている大切な場所です。
日々、足のゆびのケアしていきたいですね~足のゆびは大切です!
踵(かかと)の痛みがある方
足の指、浮指や槌指が気になる方はご相談ください!
カラダに気づきとよい習慣を提供する
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理学療法士のイチケンでした!