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こんにちは!
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」 整体院tete
理学療法士のイチケンです。
今日の施術日記はこちら
今回は年に2回は疲れがたまってくるとギックリ腰になる腰に不安を抱えているので何とか根本的に腰の痛みをとりたい!腰の不安から解放されたい!
という40代男性、事務職の方を施術しました。
詳しく話を聞いていくと、
17年前に脊椎専門の病院で腰椎椎間板ヘルニア(L4/5)の手術を受けたとのこと。
術後10年ほどは痛みやしびれなどのヘルニア症状はなく、調子がよかったが、
その後、徐々に痛みやしびれが出だし、疲れがたまってくるとギックリ腰を起こすようになった。年に2回は確実にギックリ腰になるとのこと。
今回は、来院される4日前にパイプ椅子に3時間座っていて腰に痛みが出てきたとのこと。次の日は夜中に痛みが強まり、あまり寝れなかったようだ。
施術ベッドに座ってもらうと、痛みが強いせいか、カラダが左に傾いていました。
その時に撮った施術前後の写真がこちら↓
施術後は左半身の筋緊張がゆるんだせいか、左への傾きは改善し、中心軸をとってどっしりと座ることができていました。
左腰からお尻の上側にかけて響くような痛みがあり、左側の腰から背中、首にかけて筋肉が緊張して硬くなっていた。首や背骨、特に腰椎、股関節の関節可動性が低下していた。
仰向けに寝てもらい、片脚ずつを上げる検査(SLRテスト)を行うと、脚のあがりが悪い状態だった。両脚ともベットから45°しかあがらなかった。太ももの裏(ハムストリングス)の筋緊張が高まっているし、骨盤と脚をつなぐ仙腸関節の動きが悪い(機能不全)。特に、左側の仙腸関節の動きが悪かった。
ちょうどお尻の割れ目が終わる場所に尾骨を触れるが、その場所から左右斜め上に上がった場所に仙腸関節がある。
骨模型で仙腸関節の場所を示してみた。こちら↓
仙腸関節(仙骨と腸骨がなす関節)は、脚と体幹部をつなぐ重要な関節で、そのためストレスを受けやすい関節でもある。左右存在し、その仙腸関節にはわずかな動き(前屈・後屈・回旋・滑り)が存在するのだが、引っかかってその動きが出ていない。
この仙腸関節は同じ中腰姿勢をしていて急に立ち上がったり、尻もちをついて強くお尻を打ったり、何かの原因で動きが出なくなることがある。そうすると、本来動かないといけない場所(関節)が動かなくなるために、まわりの筋肉が硬くなってきて、その硬さが段々と広がり、痛み(筋スパズム)やしびれを下肢を中心に引き起こすことになる。時に、ひどい肩こりや背中の痛み、寝違いや頭痛の原因になっていることもあるし、
椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症に似た痛みやしびれを起こすこともある。
いわゆる仙腸関節機能障害といわれる状態。
横向きに寝てもらい、股関節と膝関節を曲げ、仙腸関節がゆるむ体勢で、仙腸関節の動きを出していった。仙腸関節の離開と滑りを出していく施術(仙腸関節リリース)を行った。
施術後は片脚を上げる検査(SLRテスト)が右60°、左65°になり、脚が上がりやすくなった。腰も軽くなったとのことで、動きやすくなっていた。施術前は座った姿勢が右に傾いていたが、施術後はどっしりと軸をとってカラダを傾けることなく座れていた。
約10年間、ぎっくり腰の症状が続いているので、1回の施術では痛みを完全にとることはできなかったが、今後は段階を追って仙腸関節の調整と腰の負担軽減のためのコンディショニングを行っていく。
それにしても、手術後痛みの出ない期間を経て、その後10年もの間、腰痛で苦しまれているので、この状態を理学療法士が得意とする徒手療法と運動療法で何とかしたい!そう思い初回の施術を終えた。
この方は8回の通院をへて、現在の状態は脚を上げる検査(SLRテスト)は左右とも75°まで上がるようになっている。腰背部の筋膜やハムストリングスの柔軟性も出てきているし、初回時に動きの悪かった深部腹筋(横隔膜、腹横筋、腹斜筋群)も働いてきている。痛みの方もずいぶん楽になってきているとのこと。
先日、小学生の息子さんの運動会に参加され、腰の痛みは出なかったようだ。去年は腰が痛くて運動会に行っても憂鬱だったといわれていた。こんなカラダの変化を報告してもらえるとうれしい。
整体業をやっていてよかったーと思う瞬間だ。
私にも小学生の息子がいる。最近は体重が30キロぐらいあるようだ。
整形外科のリハビリ科に勤務していた以前は、私も腰痛持ちだった。
忙しく、気持ちもあわただしくなる年末や疲労がたまってくるとよくギックリ腰を起こしていた。なんか痛くなりそうだなーと思っているとなったり、不意に突然痛みが出て動けなくなり休日を棒に振ったこともあった。コルセットを巻いて仕事をしたことも・・・
腰の痛みがあると動きも不安で小さくなるし、いつまたあの激痛がでるのかと思うと体に力が入ってしまう。ギックリ腰で動けない状態が続くと、年を取ってしまったな~と無力感に襲われたこともあった。
理学療法士として患者さんにリハビリ指導をする本人が、こんな状態ではいけないと思い、股関節や腰椎周囲、腰背部の筋膜を徹底的にほぐし、股関節を中心にその可動性を出すようにした。ヨガを始めたのもこの頃だった。そのおかげか、腰痛で悩まされることがなくなった。もちろん、定期的にヨガやセルフストレッチを行ってはいるが・・・
今では、腰の不安がなくなったので、小学生の男の子、下の幼稚園の女の子を不安なく抱きかかえることができる。繰り返すギックリ腰で困っているこの方も、不安なく小学生のお子さんを抱けるようになってほしいと思う。実現できるよう精一杯サポートさせてもらうつもりだ。
今後も、この方の経過を報告できたらと思う。益々、カラダに変化が出てくるはずだ!
理学療法士イチケンブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
繰り返すギックリ腰、腰椎椎間板ヘルニア、座骨神経痛、脊柱管狭窄症などの腰痛症状でお困りの方、その痛みの原因は仙腸関節機能障害かもしれません!
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理学療法士のイチケンでした。