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北九州市八幡西区にある整体院tete、理学療法士のイチケンです!
今回は右足のしびれと腰の痛みが気になって思いっきり動けない
デスクワークで長時間座っていると腰が痛くなってくる
という悩みをお持ちの30代前半のOLさんの症例紹介です。
症状の始まりは2年前。
腰の痛みと右足がしびれてきたので整形外科を受診。
MRI撮影を行った結果、腰部椎間板ヘルニア(第4・5腰椎右側脱出)と診断されて、半年間通院したとのことでした。
痛みがある時にはお薬(消炎鎮痛剤ロキソニン)を服用し、電気治療を中心に病院での治療を受けたようです。
右足のしびれが完全には取れず、腰の痛みの不安や姿勢、骨盤の歪みも気になるとのことで友人の紹介で
当院にお越しになられました。
初回来院時の問診の際に、
右足のしびれが完全には取れておらず、腰の痛みがいつ起こるのか不安で思いっきり動けないし、
寝違いで首や肩が痛むことがよく起こると言われていました。
どうなりたいですか?との質問に
右足のしびれが良くなりたいし、
腰の不安からも解放されたい、
猫背なのが気になるので姿勢もよくしたい
よく起こる寝違えもおこらないようになりたい
と言われていました。
姿勢をチェックすると
立った姿勢では、少しおなかが前に突き出たような立ち方をされていて、
腰で上半身の重さを支えている感じで立たれていました。重心荷重も若干右脚にかかっていました。
座った姿勢では頭が少し前に出ていて、首や肩、背中から腰にかけての筋緊張が高まるような姿勢でした。
座った時の荷重も若干右側のお尻にかかっているようでした。
<初回時の評価写真と5回目の来院時の写真比較>
立ち姿勢や座り姿勢は日頃、何度も繰り返している動作だけに、
どういう姿勢なのか、荷重癖はどうなのかをつかむうえで、姿勢チェックは大切です。
グリット線撮影は本人さんがみることのできない後と横から撮影します。
そのほかに、SLRテスト(坐骨神経痛やヘルニアによる足のしびれや痛み誘発テスト)や
筋力テスト(下肢と腹筋力)、股関節を中心に関節の可動域検査を行いました。
また、背中や腰回り、太ももの裏などの筋肉が柔らかく動くかを柔軟性検査でみました。
<SLRテストをしている写真>
その評価の結果、この方の問題点は
①首や肩、背中、腰への負担を増やすであろう姿勢や荷重癖
②腹圧を中心とした腹筋力、体幹筋力の低下
③太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)や首、肩、腰背筋の柔軟性の低下
この三つが主な腰椎に負担をかける原因のようでした。
そして、頸椎、腰椎、股関節、骨盤周囲の関節調整や
首、肩、腰背部の筋肉を包む筋膜を柔らかくしていく筋膜リリース、
おなかに腹圧をかけるための長く吐き切る呼吸法(ドローイン呼吸)を行ったりしました。
初回時の整体施術を終えようとしたその時・・・・
ふと足首を触ると、グラグラで不安定性があるのに気づきました!
立ってもらって、かかと上げをしてもらったところ、左足首がグラグラで、体を安定して支えることができない状態でした。
過去に足首をねん挫したことはないですか?と聞くと
左足首の捻挫を何度か経験していて、それ以来、癖になっているとのことでした。
腰痛やヘルニアなどの腰の痛みの症状は足首の不安定性が原因で起こることも時にはあります。
意外な気はしますが、腰が痛いのに、その原因が足首にあるということなのです。
歩く時や立っているときなどに足首が不安定であれば、その不安定感を体のどこかでカバーしようと筋肉が緊張して頑張ることになります。
特に足首などの下半身の不安定感は体幹部である腰を緊張させて安定感を出そうとします。
そうして、その状態が頻繁に続くと頑張っている筋肉の筋緊張が高まり、
血行を悪くして、筋肉の痛みを起こすことがあります。
また、関節への負担も増えて、ヘルニアにつながることがあるのです。
そういったことから、足首の不安定性を改善していくことも大切になってきます。
この方も、足首の不安定感を改善すべく、整体の施術後や自宅で、
母指球荷重でのかかと上げの運動(カーフレイズ)を取り入れてもらいました。
この母指球荷重とは足の親指の付け根に重心をもってきてかかと上げを行ってもらうことです。
小指の方に体重がかかってしまうと足首はグラグラしますが、親指荷重だと足首が安定してグラグラしません。
また、荷重も内側になるので、内転筋(内ももの筋肉)やインナーマッスである深部腹筋や背骨まわりの筋肉を使うことにもつながります。
この筋肉群、インナーマッスルを働かせることで結果、腰椎への負担が減ってきます。
この母指球荷重でかかと上げを20回×1セット、歯磨きの際やちょっとしたスキマ時間に行ってもらいました。
ブログをご覧のあなた、腰の不安があって、足首の不安定感が気になるようなら、母指球荷重でのかかと上げ、是非やってみてください!足首の安定感がでてきて、体も安定してきますよ~!
この方も、整体院へ10日に1回のペースでの通院と並行して、母指球でのかかと上げ運動(カーフレイズ)や腰背筋や太ももの裏(ハムストリングス)のセルフ筋膜ストレッチメニューを毎日自宅で行ってもらいました。
そうすると、6回目の通院ごろから右足のしびれや腰の痛み、筋肉の柔軟性に変化がでてきました。
通院当初は立ったまま体を前に曲げて倒してもらう立位体前屈で、床から指先までの距離が14㎝ありました。初回の施術後は10㎝までに・・・!
それが、5回目には床から3㎝までになり、8回目にはなんと床に指先が余裕をもって届くまでになりました。
<8回目来院時の立位体前屈動画>
太ももの裏(ハムストリングス)やお尻の筋肉(殿筋)、腰背筋の柔軟性が確実にアップしてきました。
これもまじめに自宅でセルフ筋膜ストレッチをされたからですね~!
ホント、継続は力なり!です。
腰の痛みの改善には、意外なところにその原因があることもあります。
あくまでも、症状の強弱や経緯は人それぞれですので、今回の症例は1例にしかすぎません。が、
整体院teteでは過去の既往や症状の経緯、体の現状を徹底的に評価します。
そして、あなたの症状に合った最適な運動療法(セルフ筋膜ストレッチ)と手を使った関節や筋膜調整などの施術を行います。
本気で自分の体と向き合いたい方、今の現状を姿勢や重心、筋肉の状態や関節の可動性などの視点から知りたい方は整体院teteにご連絡ください!
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あなたに合ったオンリーワンの施術と運動療法(セルフ筋膜ストレッチ)をご提供いたします!
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。