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こんにちは!
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院 tete
理学療法士のイチケンです!
今回は3日前に左肩を無理に動かしてしまい、強い痛みが出たので困っているという60代女性、工場勤務の方の整体をしました。
じっとしていても左肩に痛みがあり、夜も痛みで何度も目が覚めるとのことでした。
もともとひどい肩こりがあり、腰痛も過去に何度か出たことがあるとのことでした。
カラダの状態を確認していくと
左肩の前面にじっとしていても痛み(安静時痛)があり、左腕が上げにくい状態で腕を上げて降ろす際に痛み(動作時痛)がでる状態した。
首の付け根と肩まわりに筋肉のかたまり(筋硬結)ができていて、左肩甲骨周囲の筋肉が硬く緊張して、左肩と肩甲骨の動きが悪くなっていました。
以前から左肩を動かすときに、何かがひっかかる感じがあったとのことでした。
カラダの評価から、この何かがひっかかるのは、力こぶである腕の筋肉、左上腕二頭筋長頭腱であろうと推測しました。
姿勢は少し猫背ぎみで、肋骨周囲や首、肩、背中といった場所の筋肉や筋膜が硬くなっていました。
左肩の前面にある上腕二頭筋長頭腱は軽く熱をおびていて、指で押さえても痛みがあり、じっとしていても痛みが出るようでした。
これは左肩の腱(上腕二頭筋長頭腱)にかなり強い炎症が起こっている状態のようでした。
初回時の整体後、夜に痛みが強くなり、翌日、整形外科を受診されたようです。そこで、レントゲンをとってもらったところ、左肩関節に白い石灰化がみられると言われ、石灰沈着性腱板炎と診断されたとのことでした。1週間分の痛み止めの薬を処方されて、経過観察になったようです。
その方は、「病院ではレントゲン撮影をした後は、痛み止めの注射を打つか、痛み止めの薬を処方されるか、湿布薬をもらうかなので、今後どういう動作に気をつけた方がいいのか、自分でできるセルフケアはあるのか、全身とのつながりで肩の痛みを和らげる方法はあるのかなど、知りたいことはいっぱいあったのに病院ではそのようなアドバイスをもらえなかった」と言われていました。
整体では全身のつながりから施術してもらえるのではないか、セルフケアのアドバイスをもらえるのではないかと思い、整体への通院を選ばれたようです。
まずはじめに整体で行った施術は
首の付け根にできていた筋肉のかたまり(筋硬結)をとり、首から肩にかけての筋膜の動きをスムーズにすることと
肩から背中(肩甲骨周囲)にかけての筋膜の動きを筋膜リリースという手技を使ってよくして、肩甲骨と肩関節の動きを出して、左肩への負担を軽減していくことでした。
また、腹筋力が弱くなっていたので腹圧を高めて、体幹を安定させ、左肩への負担を軽減できるように腹圧トレーニング(等尺性腹筋トレーニング)を行いました。
筋膜リリース整体とセルフ筋膜ストレッチや体幹トレーニングなどを行ってもらいながら、当院に6回通院して頂いた段階で、左肩がじっとしていて痛む、夜、寝返るたびに痛んで寝付けないという状態がなくなっていきました。
そのころから、左肩の痛みで曇っていた表情も明るくなり、少し行動にも余裕が出てきているようでした。
そして当院に7日~10日に1回ペースで10回通院(期間としては約3か月)した段階で左肩の痛みが完全になくなりました。
<初回時と10回通院時の比較>
<初回時と10回通院時の比較>
座った姿勢を横から撮った写真で、肩と耳の位置が初回時には前にずれていまいたが、10回の通院で肩と耳の位置がまっすぐに整ってきています。これは、肩に負担のかからない頭の位置を維持できていることが予想されます。
この方は、ちょうど2018年の年末で治療のための通院を終了して、2019年1月からは月に1~2回のメンテナンス通院に移行されました。
つらい痛みを克服して、今のカラダの状態をさらによくしていくというメンテナンス通院に移行されるのは施術者としてうれしいことです!
痛みやシビレで困っている方が、自分のカラダのコンディションを自分で整えていけるスキル(技術)を身につけて、治療通院を卒業され、メンテナンス通院に移行できるように全力でサポートします!
カラダに気づきとよい習慣を提供する
北九州市八幡西区折尾の「肩こり・腰痛ケア専門」整体院 tete
理学療法士のイチケンでした!
ブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。