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北九州市八幡西区にある肩こり・腰痛ケア専門 整体院tete
理学療法士のイチケンです!
今回のブログは肩こりの原因のひとつになっているTCH(Tooth Contacting Habit)について書きました。
当院でもこのTCHが肩こりの原因であろうと考えられる患者さまがけっこう来院されます。
目次
アゴまわりを中心に、首から肩、こめかみ、頭の横側(側頭部)にかけての筋肉が固くなっているなどの特徴があります。
症状としては、首や肩こり、頭痛、頭の重だるさを訴えられることが多いいですが、時にカラダ全身の倦怠感を訴えられることもあります。
では、このTCHとはいったい何でしょうか?
TCH(Tooth Contacting Habit)日本語に訳すと「歯を接触させるクセ」です。
歯ぎしりや歯の食いしばりとも少し違って、無意識に上と下の歯が軽く接触している程度の状態です。
通常、口を閉じている時は上と下の歯は若干、離れているのが普通です。
しかし、TCHの方は、上と下の歯が常に接触しているために、アゴまわりを中心に筋肉の緊張が強まり、その筋肉の緊張が、筋膜のつながりによって首や肩、頭の横側(側頭部)の筋肉を緊張させて硬くしてしまいます。
この筋肉の緊張が原因となって、慢性的な首こりや肩こり、筋緊張性の頭痛、頭やカラダの倦怠感を引き起こします。
では、どんな時にこのTCHは起こりやすいのか?といいますと
集中して作業をするときやストレスを感じているときなどにTCHは起こります。
ということは、そんな場面で、上と下の歯がくっついていないかどうかを一度意識してみることで、自分がTCHなのかどうかを知る手掛かりになります。
もし、上と下の歯がくっついていた場合は、意識的に上下の歯の間をあけるようにすることが必要です。
当院の患者さんの中でも、このTCHに気づいて、上下の歯のスキマを意識的に開けるようになってから首こり、肩こりの症状が劇的に和らいできた方がおられます。
また、自分でできるアゴの筋肉(咬筋)を緩める方法があります。
当院でも、このアゴまわりの筋肉を緩める方法を患者様に行ってもらっています。
①奥歯の上と下の歯を5mm程度あけて、鼻呼吸を10呼吸行う。
②下あごを左右にゆっくりと10往復動かす
③下あごを前にずらしてはもどす(志村けんのアイーンの動き)を10回繰り返す。
④歯の密着が起こりそうな場面の場所のどこかに「上下の歯を離してあごの力を抜く」という張り紙を張っておく。例えば、デスクワークの方なら、パソコン画面の端に張り紙をしたりします。
①~④が自分でできるアゴを緩めて、上下の歯を密着させる悪い癖を改善させるための方法です。
もし、私はTCH(Tooth Contacting Habit 歯を接触させるクセ)じゃないかな?と思われる方は、セルフエクササイズ、試してみてください。
それでも、症状がよくならない方は、歯科や顎関節を専門としている整体など、専門家に相談されてください!
ちなみに当院では、アゴ周り(咬筋)や首、肩まわりの筋肉(頚部伸筋群や僧帽筋、胸鎖乳突筋など)を直接、筋膜リリースしたり、頭蓋骨を緩めるクレニオセイクラルセラピーという治療法を使ったりしています!
肩こりはねこ背や巻き肩、骨盤の後傾など姿勢からくることが多いと思いがちですが、意外と歯、あごに原因があることもあるんですね~
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。